2012年12月22日土曜日

木材の劣化診断

笹子トンネルの崩落事故が金属ボルトや接着剤の劣化なのか、手抜き工事なのかはわからないが、構造物を管理する側から見れば他山の石ではないはずだ。これは木材を使用した木造構造物も同じことが言え、さらに木材を使用する場所は最も人間に近い場所に置かれていることを十分理解しなければならない。腐朽やシロアリ被害は被害の発見と、その結果、強度が落ちてしまっている問題をどうするかが大きな問題になる。木材の劣化の調査はコンクリートより簡単だがそれでも難しい。なぜ難しいか、、、それは大部分のコンクリートの劣化はゆっくり進むので対処の仕方が十分検討できるが、木材の劣化は気がついた時はすでに遅く、廃棄するか一旦ばらしてリフォームせざるを得ないのが現実だからだ。

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